音楽人の人生研究

卒業して道を見失った時【エスカレーターから降りた僕は絶望した】

ティーンエイジャーの皆さんこんにちは(ティーンエイジャーがこのブログに辿り着くことができるのか!)。皆さんの倍以上の年齢に到達しているアラフィフ音楽人です。
今回は特に「この春高校を卒業したけど、この先どう生きていけばいいんだろう」とお悩みのアナタへ向けお届けします。

この記事を読んでいただくと「うん、なんとかなりそう」と思っていただけるかもしれませせんし「何の足しにもなりません!」という結果に陥るかもしれません。でもそれは全てアナタ次第(人任せ)。っていうのはちょっとした冗談で、思いもよらないことが人生を変えるきっかけになることもあります。時間を使っていただくことにはなりますがお金も力もいらないので寝転びながらでも読んでみてください。

筆者自身が、高校を卒業した段階で一時完全な抜け殻になってしまった人間です。今は悩んでいるかもしれないけど多分大丈夫。同じような状況だった僕が、今や妻がいて二児の父、アラフィフなのに去年からフリーランスデビュー。そして今月はほぼ決まった仕事の予定が無いけど人に貢献できる案件はいくつも持っている、というなんとも気持ちのいい状況に立てています。
え?それ、大丈夫じゃないやつじゃん!と思ったアナタ。なかなか賢いですね。でも一つ大事なことがあります。それは、僕が今ちゃんと生きているっていうことです。生きてるんですよ、50年近く。自暴自棄もいっぱいあったのに。すごくないですか?

さて、それでは高校を卒業してから僕の身に何が起こったかをお話させていただきます。

エスカレーターから降りた僕は絶望した

義務教育は中学までですが、なんとなく高校まではエスカレーターのような感じですよね。偏差値の違いで入る高校は違ったりするけど、なんとなく高校には入るという。大人になってから出会った「中卒」の人たちは皆自分の考えをしっかり持った人たちでした。それは多分、他の同級生がなんとなく高校に進学したとき「自分の意思で進学しなかった人たち」だからだと思います。つまりずっと自分の意思に基づいて生きているんですね。世間がどうとか、親がどうとかではなく。

僕は普通科の高校だったのでほとんどの同級生が進学か浪人の道を選び、稀に就職する人もいました。卒業前から進学も浪人も就職もする気がしなくなった僕は、何もする気が起きず、ただただ途方に暮れていました。今だったら進学せず、就職せず、だったとしても何かに特化してYouTuberなんて可能性もありますが、当時はそんな可能性も発想も全くありませんでした。そんな中僕が絞り出した答えが「アメリカに行くか、たけし軍団に入る」というものでした。

これはつまり

自分が変われそうにないので自分の置かれた状況を変えた

ということだと思います。具体的な目標もなく、自分の存在が小さく小さく思えた僕は、それ以外に自分を成立させていける気がしなかったんですね。
ちなみにこの行動はあながち間違っているとも言えなくて、変わりたいのに変われないとき環境を変えるのは大いに有効な方法だと思います。

アメリカという非日常でも空虚は続いた

とりあえずアメリカに行く、ということになりお金を貯めるためにアルバイトを始めました。そこで出会った先輩が元DJ(ソウルトレイン系)の遊び人でして、まぁ楽しいことをいっぱい教えていただき、サーフィンをしたり、ディスコに通ったり、パチスロしたり、おかげでなかなかお金がたまりませんでしたが、19歳になった翌月、半ば無理やり僕はアメリカロサンゼルスに発ちました。
アメリカ到着から数日間の出来事は、僕が過去に書いた私小説「Sound of Sunset」に書かれていますのでお暇なときにお読みいただければ幸いです。僕も長らく読んでいないのでこのブログをアップした後に読んでみたいと思います。

アメリカにいる日本人、という状態を得られたことでなんとかアイデンティティを保てていましたが、それでも僕が「空虚」だったのには変わりありませんでした。ただ漠然と「何でもいいから有名になりたい」と思っていて、それでいて何か努力するわけでもなく、工夫するわけでもなく。友達はできてロサンゼルスの色々なことも経験していきましたがまだ何も見つかっていませんでした。

黒い犬が瞬間的に世界を変え道を示してくれた

そんなある日、多国籍なみんなでマジックマウンテン(遊園地)に遊びに行こうということになり、オンボロのキャデラックにぎゅーぎゅー詰めになって出かけました。相変わらず英語はよく分からなかったけど、なんとなくフィーリングでコミュニケーションできるようになっていて(そんなもんです)車内でキャッキャと過ごしていました。一時的にはしゃぎすぎた僕たちは、ちょっと疲れたのかみんな静かになり、それぞれの世界にこもって窓の外を見たり、目を閉じて休んだりしていました。

そのときラジオから流れた音楽がきっかけだった

イギリス、ドイツ、アメリカ、ノルウェー、それぞれの国から来た若者たちが一斉に歓喜の声を上げ、それにあわせてラジオのヴォリュームは上げられ、車内は一気にライブ会場のようになりました。その光景は言うなればマジック、狂気歓喜青春がギュッと詰まった連続する瞬間が突如生まれたのです。
そのとき流れていた曲がLed ZeppelinのBlack Dogという曲。
音楽が世界を変えることを目の当たりにした僕は、その車内で「音楽で生きていきたい」という強い思いを抱くこととなり、ようやく求め続けていた「目的」を手に入れることができたのでした。

今回も貴重な時間を使ってお読みいただきありがとうございます。
この後も引き続き大切な時間、よい一日をお過ごしください。

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